ブラック企業のサービス残業の実態

私は、10年程前になりますが、とある全国規模の食品メーカーで勤めていました。
その当時、非常に不景気で就職難という事もあり、大学を卒業しましたが、内定をその会社しか貰う事が出来ませんでした。
私はルートセールスの職種だったのですが、出勤時間は6時50分。それから休憩無しで、朝礼、掃除、積み込み作業。営業所を出るのは9時頃。1日多い時で、200キロ走行しながら、50件の配達と営業。お昼休憩も無しでぶっ通しで働いていました。
営業所に帰ると、19時過ぎ。その時点で上司が17時30分にはタイムカードを押しています。
車の洗車を終えて、伝票の整理などの事務処理が始まります。それが終わるのが21時頃。それを毎日繰り返していました。
労務管理もめちゃくちゃでしたが、余った商品を自腹で購入させられたり、お中元やお歳暮の時期になると、とてつもないノルマを課せられ、余ったらまた自腹で買い取り。
これをブラック企業と言わずとして何と呼ぶでしょう。私は1年半でこの会社を退職しました。