可処分所得を決まり文句に社会保険料ごまかし

私が経験した企業の社長はあたり前のように「可処分所得増やした方が良い」とか「あんた達の時には年金はもらえないよ」とかマスコミがあおっているような言葉を使って会社の社会保険負担分をごまかしています。わざわざ売上げの大半が親会社という機能していない子会社に業務委託費という名目で請求させて本来の給与水準の半分ぐらいの金額しか保険料を納めてません。これって悪徳ですよね。労務専門の弁護士に何度相談しようかと悩みました。大半の方々は保険の仕組み等理解に乏しいです。「手元に残るお金が多い」「年金なんて破たんするから多く払わないほうが得」「健康保険は負担金額が多かろうと少なかろうと全く同じサ-ビスを受けることができる」こんな話をツラツラ並べられたらそうせざるを得なくなります。で、挙句の果てにある方が退職する際にねんきん配達便なる自分の将来もらえる金額記載を見て「支払い保険料が少ないからこうなっているんですよね」と問いただしたところ、「お前が手取り多い方が良いって言ったんだろう」と逆切れです。選んだ本人にも責任はありますが言葉巧みに自分の逃げ道も用意して進めるこういう社長がいる企業は絶対やめておくべきです。ちなみに子会社の社長を兼務しないところからしても姑息なやり方です。